新しき日本語ロックキャンペーン2007第14回世界ロック選抜YO-KING先輩!あの麻雀の打ち方は、正直ネェと思いました サンボマスターvs真心ブラザーズ(2007/07/19 19:00- 名古屋ダイヤモンドホール)

タイトルなげぇ!!
名古屋でライブっていうのは…初めてだったんですが、名古屋ダイヤモンドホール、いいですねぇ。なんか、大きさというか、雰囲気というか、これくらいが好きかも。や、もっとちっちゃいとこも好きなんだけど。
入ったら、サンボマスター・木内がDJやってました。なんだ?これいつもやってんのかなあ?すごいサービスだなあ。
そしてそのまま…開会宣言が。「宣誓〜!!」と始まったはいいが日付がわからなくなり「7月…(ここで腕時計で確認)19日…」とグダグダに。そんな感じで暗いステージに登場したのは…あれ、あの向かって右のなで肩は…!!!!
先に登場したのは真心ブラザース。たっぷり全11曲のセットリストはこちら。

  1. 情熱と衝動
  2. 空にまいあがれ
  3. この愛は始まってもいない
  4. 丘の上
  5. きみとぼく(新曲)
  6. 素晴らしき世界
  7. Sun of the Sun
  8. (男・桜井が歌う)BABY BABY BABY
  9. どか〜ん
  10. STONE
  11. 拝啓、ジョン・レノン

まず、2曲続けて演った後、YO-KINGの第一声は

「かっこよくてすみません!!」

すげぇなこの人はやっぱり。いやあ、でもホントかっこいいんだけど。サングラスでセンターに立つYO-KING氏をやや苦笑いで見る右手の桜井さん。名古屋で演るの久しぶり、さらに去年サンボマスターとの対バン「年忘れ!2006ロック選抜大会」を福岡、大阪、東京でやり、名古屋ではやらなかったことに対して、「桜井が名古屋嫌いだから」ととんでもないことをぶちかますYO-KING。当然会場からの大ブーイングに「あのね…サンボマスターのファンの人の8割くらいは騙されると思うけど…この人ウソばっかりだから!」とさくちゃん。サンボマスターのファンもきっと信じちゃうから、サンボマスターの3人もすぐ信じちゃうんだよね…という話に。なんでも楽屋でサンボマスター・山口に「キングさん(←こう普通に呼んでいることが既に面白すぎる)、
今日泊まり、一緒ですか?」と聞かれたキングさん、「や、俺だけちょっと…(高いところに…)」と言ったらすんなり信じちゃったそうで。「そんなわけないじゃん。ひとりだけ違うホテルなんて」でもイメージは名古屋駅前のツインタワーらしい…。「でも、明日の帰りは一人だけ700系なんだよね」とさくちゃん。仕返し?「今、それ言うなって…でも金額一緒だし」あ、そうだね、新型でも料金は一緒だもんね。「でも俺はグリーン車で…しかも貸切だから」とYO-KING。さらに「こう、乗務員さんも俺のトコだけビキニだから」「こう、切符をね、ビキニの胸のところに、ピッと挟む」どんなだ。そんなMCも絶好調のYO-KING。2001年の知られざる名盤から、と『この愛は始まってもいない』、そして続けて『丘の上』を。
今日、もしかしたら新曲やるかな〜と思っていたら、やってくれました、新曲『きみとぼく』。発売は9月なわけですが、夏の歌なんだけど、夏終わっちゃうんだよね、と。そして…新曲、始まった瞬間…あれ?この歌…聴いたことある…と思ったら、アレだ、桜井男祭り*1でさくちゃんがやった新曲だ!!!あのときは「あーさくちゃんだな〜」と思っていた曲が、アレンジを変え、ボーカルがYO-KINGになると、真心の曲になるんだよなあ。なんかね、ちょっとびっくり。
続いて『素晴らしき世界』いやーこれ、生で聴くとすごいね、素晴らしいね、ホントにね。そして、「歌わせていただいて、よろしいでしょうか、夏の歌を。」とさくちゃんの口上を挟んでさくちゃんボーカル2曲。新曲のc/wになる『BABY BABY BABY』はプロデューサー(?)YO-KING曰く「タイトルにこだわりました!後ろじゃなくて前に括弧がつきます!」ポップな原曲とは違ったオトナな、いや、男のアレンジになっておりました。
そして『どか〜ん』『STONE』、最後は『拝啓、ジョン・レノン』という全体的にロックな感じでした。ライブハウスならではの選曲かも。でもさくちゃんの歌をはさむことで、ちょっと落ち着いた感もあったりして。
個人的には実はライブハウスで“真心ブラザーズ”を見るのは初めて*2なんですよね、実は。だから「あーライブハウスだとロック寄りなのかもな〜」と思いました。でもYO-KINGはやっぱいい声してるんだよね。ライブハウスでもガツーンと。さくちゃんの声がどうしても弱弱しく聴こえちゃうんだけど、それでもギターはカッコイイ。そしてだからこそバランスがとれてるのかもしれないなーと思ったりするのです。
後半、サンボマスターは相変わらずすごいステージでした。(曲があんまりわかんないんでセットリストは挙げられないけど…)大好きな『青春狂騒曲』やってくれて嬉しかったなあ。『I Love You』を聴きながら、何か、いろいろ思っていることが煽られて、溢れそうになって、少し涙ぐんだ*3。音楽で何かを届けるとか、音楽じゃなくても文章とか、絵とか、演技とか、物語とか、いろいろなもので何かを多くの人に届けられるというのはきっと一握りの才能を与えられた人のみができることなんだろう。中にはニセモノもあって、よくわからなくなったり、うっかり自分もできるように錯覚したりすることもあるけど。でも多くの人に届けられなくても、誰でも身近な人には届けられるはずだ。それを、ちゃんと、わかっていないと辛くなるような気がする。だから、サンボマスターにはこれからもどんどんライブやってどんどんどんどんやればいいなあ。私もときどき、どこかでそれを見て、うわーって思えるといいなあ。そんなことを思いながら観ていました。
YO-KINGに「大御所なのに、話しやすいですねぇ」って言ったら「おお、俺は真の大御所だから」と答えられたとのこと。さすが大御所…。そしてなぜか「桜井さん派だから」と言ってしまう木内。さんざん冒頭でYO-KINGにいじられた*4から?
アンコール、最後は真心の2人も登場。2人ともサンボマスターTシャツ。さくちゃんはまたラグランだよー。本当にラグラン好きだよねー。アンコールは2曲。真心曲は『人間はもう終わりだ!』でした。
いやー。熱い夏、熱いライブでした。YO-KINGも「真心で夏フェスは出ないから、夏の真心は今日の名古屋だけです!」って言ってたけど、ほんと私はそう思って今回参戦したんでね。いやあ、行ってよかったなあ。そして、また今度は…冬に、観に行きますよぉ!!

*1:http://d.hatena.ne.jp/mm_nago/20061102#p2 よくよく見れば、HPに「きみとぼくの歌いだしで始まる…」ってヒントが書いてある。うー全然気づかなかった!

*2:ホールしか行ってないな…と今日気づきました。YO-KING祭、男桜井祭りはライブハウスだけど、真心名義じゃないもんね。

*3:以前観たときも泣いている私。http://d.hatena.ne.jp/wabi-nago/20050508#p2

*4:開会宣言で日付を噛んだことをさんざん言われておりました…。