ささるぅ(2007/10/01 25:25-25:55 日テレ)

ささる【刺さる】
広告業界でよく使われる動詞。ターゲットとなる購買層に深い印象を残すことの意。

転じて、恋愛においては…
エッジの立った言葉や行動を用いて相手のハートをピンポイントで射抜くくと

ってことで「ささるぅ」。なぜかオープニングでは木立の中、読んでいた分厚い本を閉じて矢作、「みなさんこんばんは。今まで、何人もの女子を刺してきた、“刺し屋のケン”こと矢作兼です。世間では恋愛に奥手な男子が増えてきたと聞いています。でも、わたくしこう解釈します…奥手ではなく、刺し方を知らないからだと。刺したいけど、どんな矢を作ればいいかわからないだけなのだと。…「矢を作る」と書いてわたくし、矢作兼、悩める男子によく刺さる魔法のレシピをお届けします!」おおーうまいこと言った!
そんなわけで、女性に刺さるテクニックを教える番組なわけですが、矢作は自称恋愛の達人って位置なわけね…。しょっぱなからサブMCの斉藤祥太に「しっかりこの番組でテクニックを磨いてくださいね」なんて言い放つもゲストの東原亜希に「(テクニックを)学ぶのは矢作さんのほうじゃないんですか?」と言われ、「36歳ですから…そりゃー抱いてますよ。いろんな女を抱いてます」といつもの調子の矢作。で、刺さるテクニックはショートドラマ風の教則ビデオを見ていくわけですが、これが非常に胡散臭い。今回は初デートという設定だったのですが、「遅刻はしてはいけません…やむを得ずした場合はガードレールをひらりと飛び越して彼女のもとへ」ってどんなテクだそれは。「一番必要ないと思います」とばっさり言う東原に「何言ってんですか、あれが一番必要なんですよ!」と矢作、「あれが女性が一番求めている跳躍力です」求めてません。
テクニックは基本的に使えない感満載ですが、一応最後にゲストが一番よかったささるテクを発表。今回は「デートの最後、別れ際は「ありがとう」と一言だけいって、握手」ということに。ありがとうはいいけど握手はいるか?まあいいけど…。そしてエンディングは「アイツに報告」…矢作が誰かに電話を…

「はい」
「あ、オレオレ」
「ああーどうもどうも。どした?」
「ちょっとお前に、伝えたいことがあってさ…」

当然、アイツは小木ですね。

東原亜希ちゃんと話しててさ、発見したんだけど、デートしたときに別れ際「ありがとう」っていうと刺さるらしいのよ」
「へぇ〜あ、そうなんだ」
「そうそう」
「へぇ〜。…なんか初デートとかでもいけそうだけどね〜ありがとうとか、言わなくても」
「や…初デートで、いけないよ」
「いけないのぉ?!」
「や、お前…」
「俺、いけると思ってた」
「いや、初デートでそういうことしないから…とりあえず初デートでは「ありがとう」って言って帰しときゃ、2回目からは速攻いけるよ」
「あっ…なるほどね」
「最初が肝心だから」
「ま…でも、簡単だね」
「うん、だから亜希ちゃんとなんかデートすることあったら、「ありがとう」って言ったほうがいいね」
「うん、わかった〜ありがとありがと」
「いや、いいよ」
「助かるわ〜」
「いや、俺にありがとうって…水臭いよ」
「や、まあ…頼むわ、うん」
「えーっと、明日は16時か」
「オッケー」
「あの…汐留じゃないよ、麹町な、麹町日テレな」
「オッケーわかった」
「はい、はい、じゃあねー」

なんの電話だ。

いやーしかし、矢作はすっかりMCとして定着した感があるなあ…。教則ビデオが微妙で、まあ全体的には微妙なんだけど、矢作の微妙なコメントを楽しめる番組…ってとこですかね。
しかし、アイツに報告は毎週あるのか…???声のみの出演の小木さんですが、この部分、かなりおぎやはぎ通な方の演出だと思われます…と手の内にはまる自分。