俺たちは真心だ!ツアー(2008/12/07 18:00- 金沢AZ)

いやー、ホント、楽しかった!!!!さすが真心!!真心すげぃ!!!
これからライブ行く!という方はそれまで楽しみにしててもいいかも、と思います。だってあんなアルバムを聴いたら、否が応でも、どんなライブになるか…と期待と不安が高まるってもんですよねぇ?でも大丈夫!!!やっぱ真心はすごいんです!!っていうかあんなアルバム作っちゃう人たちはすごいに決まってるんです!!!そんなライブなんでまあ、気になる方はどうぞ!!

ほぼ定刻にスタートしたライブ、登場したおふたりはジャケ通りのグラサン+革ジャンというスタイル。まずは「ハワイに行きたい」からスタート。そこから「sometime時々」、「高い空」と続けて、MCに。しょっぱなからYO-KINGは「こんな格好をしているのに、桜井はステテコをはいている!」と暴露。「いきなりそこからですか?」というさくちゃん、ステテコではなく「グンゼ株式会社のズボン下です!!」と主張するも、そんなことよりYO-KINGが気になるのはその形状。「あの、股が合わさっているところ…楕円になってるんだけど、(女子は)わかんないかもしれないけど…って、わかるか」とニヤニヤ。そこでかなりツボに入ったらしく「わかるってねぇ。はは、俺面白くね?下手な芸人より面白くね?」とYO-KING。とりあえず、そのズボン下は股が合わさっているところが楕円ではなくて丸い円らしい。「布のキャッチボールみたいなやつ?こう、丸くてくっつくやつね…あんな形なの」としょっぱなのMCから飛ばしてます。「今回はね、出し物?みたいなね…こう、落語みたいにぴらっとめくって演目を出したいくらいだね」とYO-KING、ふくみを持たせつつ、まあそれはまだ先のお楽しみ…ってことで、続けて「情熱と衝動」「マイバックページ」「人間はもう終わりだ」と以前のアルバムからの選曲。そしていよいよ…です。「まずは、どっからどう聞いても電気グルーヴの『虹』!!」と始まったのが「真心のシビレ節」そして衣装替えをしてサングラス+グレーのパーカーのフードをかぶったさくちゃんが登場して「サンライズBABY」が。フードの上からは桜吹雪が舞い、スタンドマイクで歌っていたはずのさくちゃん、最後はマイクの位置から外れて・・・・あ、れ??口パク!?!!そんな衝撃を残しつつ、続いて登場はM.C.Saku。きました「M.C.Sakuの今夜はラップでパーティー」!!!ちゃんとキャップ(←ななめ)にスカジャン着用でかまします!!せいこうパートはM.C.イチローが担当。もちろんスカジャンでラッパーです。ご当地ラップもばっちり決まって、ご満悦。今回、さくちゃんは衣装も担当、さらに衣装を作るという暴挙(?)にも。「もう、メゾンだよね」というYO-KINGにさくちゃん「…?メゾン?」←一刻を想像してると思われる。「よくわかんないけど、そういう感じ」とYO-KING。この出し物枠、どんどんみなさんこなれてきていることに違和感があるというYO-KING、「最初は動きがこう、直線的だったのに、今は違うもんね。こう、後ろから見てても尻とかがね…」といいながら、さくちゃんのお尻に目がいってしまうことが嫌とのこと。さらにM.C.イチローのTシャツが長いというダメ出しをしたり、、真心史上初の「口パク」にも触れたり「音はナマなのに、ボーカルだけ口パクだしね」「中国だと罰金らしいですよ」相変わらずのMCぶりでした。その後、さくちゃんがセンターで弾き語りで「もりのおく」「ノーメル賞ブギ」を。「もりのおく」は娘さんの友達のお母さんなどにも好評で、えらく評判のいい桜井さんであるのに、「夜はこんなです」と。サビはお客さんも大合唱でございました。

「最近、俺の場所とられるんだよねー」とYO-KINGは戻ってきて一言。すっかり空気が和むというか、抜けたというか、そんな中で「でも、この空気を一瞬にして(ライブに)戻す曲が真心にはあります」とさくちゃんが誇らしげに言い、「ん?何だ?何がくるんだ…?」と考え出した瞬間に始まった曲は「どか〜ん」!!!確かに一気に会場が跳ね、手が挙がり、音楽の波に飲み込まれ、そしてそのまま「戦車でバカがやってくる」へ。そして畳み掛けるかのように、「だるい感じ〜」というYO-KINGの声で「スピード」。さっきまでの雰囲気とはガラッと違い、でも、あれも、これも、真心。「空にまいあがれ」「All I want to say to you」「傷だらけの真心」で本編は終了。
アンコールは2人で登場して「色」、その後ベース+ドラムで「OH MERCI〜Echo,delay&tremoloを添えて〜」そして2回目のアンコールでは「拝啓、ジョン・レノン」を演ってくれました。
とにかく盛りだくさんおなかいっぱいのジャスト2時間。濃い。かなり濃い2時間でした。いやあ、でもホントにこれも真心、あれも真心。アルバムを聴いた段階で、若干ライブでの悪ノリを予測したものの、とにかくびっくりというか、やられたというかさすがというか、やっぱ真心すげーと思わせたのはその「出し物」感を一気に引き戻す音楽の力。「フォーク」「ポップ」「ロック」「テクノ」「歌謡」「ラップ」という本当にもうやりたい放題的な幅広いジャンルの曲をすべて「真心」として昇華して、見ているものを引き込んで、連れて行ってくれる。来年は20周年、と言ってましたがやっぱ20年近くやり続けるってことはすごいことなんだよなあ、とその懐の深さをしみじみと感じました。
一応セットリストを以下に。

  1. ハワイに行きたい
  2. sometime時々
  3. 高い空
  4. 情熱と衝動
  5. マイバックページ
  6. 人間はもう終わりだ
  7. 真心のシビレ節
  8. サンライズBABY
  9. M.C.Sakuの今夜はラップでパーティー
  10. もりのおく
  11. ノーメル賞ブギ
  12. どか〜ん
  13. 戦車でバカがやってくる
  14. スピード
  15. 空にまいあがれ
  16. All I want to say to you
  17. 傷だらけの真心

EN1

  • OH MERCI〜Echo,delay&tremoloを添えて〜

EN2

いやあ、ほんと文句なしに楽しかった!!!1月のMB’sも楽しみです!!!!