SUNEOHAIR LIVE TOUR 2006 〜カナシミ〜 FINAL(2006/07/15 18:00- 日比谷野外大音楽堂)
やー東京は暑かった。雨降っても蒸すだけで全然涼しくならないんだもんな…うー。そんな熱い、いや暑い中のライブでした。
「見逃すと後悔しちゃいますよ…」というオープニングアクトの告知がありましたが、開演5分前に到着すると、着流しのスネオが弾き語りで「two」を歌ってました…。スネオ、弾き語りがしたかったのかなあ??で、歌い終わった後、「初めて買ったレコードを持ってきました」とか言って、取り出した斉藤由貴のLPをステージ上のレコードプレイヤーでかけて退場。な、なんなんだ…?!
そんな感じで始まったカナシミツアーファイナル。初野音、ゲストは池ちゃん。感想としてはスネオはやっぱりスネオだったなあ、ってところです。えーっと…ファイナルだし、野音だし、セットリスト畳まなくても大丈夫だよ…ね??
- 悲しみロックフェスティバル
- peaky
- フューチャー
- headphone music
- フォーク
- 空も忙しい
- やさしいうた（新曲）
- ナロウカーヴ
- スプリット（新曲）
- パイロットランプ
- JET
- ランドマーク
- 現在位置
アンコール：シングルメドレー（アイボリー〜訳も知らないで〜over the river〜ウグイス〜セイコウトウテイ〜ヒコウ〜ストライク〜テノヒラ〜ワルツ）
オープニングアクトのときは雨が降っていなかったので「雨、大丈夫ですかね。こう、訳も知らないでのときに降るといいんですけどね」とか言ってたんですが、スタートしてからどんどん雨足が強くなってきて…「headphone music」のあと、池ちゃんが紹介され呼び入れたんですが、池ちゃんのおかげで（?）徐々に雨が止んでいきました。よかったよかった。
で、雨が止んだのはよかったんですが、せっかく池ちゃんを呼び入れたのに「フォーク」の2番で結構長く歌うのを止めてしまったスネオ。2番のサビからなんとか歌い、最後までなんとか歌い切ったものの、次の「空も忙しい」に演奏はそのままつなげて入っていったのに、上手の方へ行き、スタッフ2人に何か言い、なんだかヤバイ雰囲気に…。でもステージから下りることはなく、前奏が流れる中、中央に戻ったスネオ。しかしそのまま歌い出すことはできず「ちょっととめてもらえますか?」と結局一度演奏を止めることに。非常に申し訳なさそうなスネオ、それをフォローするように「いや、本当に曲を大切にする人だからね」と池ちゃんが言うも「プロとしてはね…」とスネオ。その後、お客さんに申し訳ない、とか35にもなって全然成長してないとか、こう、本音のつぶやきのようなMCに。でもなんとかその後は演奏はやりきりました。
新曲2曲もよかったけど、後半の「パイロットランプ」〜「JET」の流れが素晴らしかったです。本編ラストの2曲もよかった。照明もかっこよかったなー。スネオのライブに行くと、もちろん最近の曲もいいんだけど、インディーズのときの曲や「スネスタイル」の曲が本当にいい。ライブ映えするというか。「現在位置」は比較的ライブで演ることも多いように思うけど、いつ聞いてもすげいかっこいいです。
オープニングアクトでの発言から「訳も〜」は演るんだろうなあ、と思っていたんだけど、まさかアンコール、メドレーがくるとは。「2002年、アイボリーでデビューして、なかずとばずで…」というMCのあとで始まったメドレー、スネオ曰く「夜ヒット的」な感じが本当にして、メドレーとしてはいいつなぎ方だったとは思うのですが…うーん、個人的には1曲ずつ演ってほしかった、な。「アイボリー」でもっとはじけたかったし、はじけたスネオを見たかった。「セイコウトウテイ」の「いくぜ〜」的なしょっぱなイントロ聞きたかった。「ヒコウ」の「かげぇ〜」って始まるカッコイイところ演って欲しかったな…。
そんなわけで、なんとなく不完全燃焼な感が残るライブでした。ツアー本編ではアンコールで「スピード」やってたらしいから、今日も聞けるかな…って思ってたのにぃ、という思いもあるし。ワンパターンだとしても、いつもの本編ラストの盛りあがりがなかったのも、その代わりのアンコールでのり切れなかったのも、うーん、残念だなあ…。音も野外ってことで仕方ないのかもしれないけど、割れたり聞こえなかったするところもあったし。や、久しぶりのスネオはよかったんですよ。ライブいいなあ、やっぱりときどき観にこなきゃなあって思ったし。でも、うーん、まあ、そういうところもスネオヘアーってことですかね。けど…以前のAXを目の当たりにしている身としてはやはり落ちついてはみていられなかったです。「フォーク」が鬼門なのか?!MCで何度もお詫びや感謝の言葉を繰り返したスネオ。きっとこういうステージになったことを本人が一番もどかしく、残念に思っているんじゃないかなあ。スネオのライブは結構波があるとは思うけど、でも、スネオ本人が納得できるやりきった感のあるライブがこれから先、観られるといいなあと思います。また行くよ、スネオ。
