宮沢和史 弾き語りによるコンサート 寄り道(2007/10/07 17:00- 軽井沢大賀ホール)

噂には聞いていた大賀ホール。これがまあ、思った以上にいいホールでございました。この場合の「いいホール」は観ている側ではなくてステージに立つ側*1にとって…なのですが。とにかく音が素晴らしい。「寄り道」は今回が4回目だったのですが、比較的小さい場所で演ることが多かったということもあり、あまり音については期待、というか気にしちゃいけないと思っていたのですが、今回はすごかった。なんといっても宮沢さんの声が本当に素敵。最高。や、本当に。そんな素晴らしい大賀ホール、1階席はフラットなため、最後列だったわたしはステージが見えにくく切なかったです…。
さて、そんな「寄り道」秋編。基本的に弾き語り、朗読、MCという感じはいつもの「寄り道」ですが、秋っぽい選曲、宮沢さん曰く「歌いたいと思った歌を」ということでなかなか普段聴けないような曲を聴くことができました。以下…セットリストですが、時間が経つにつれ、明らかに記憶が曖昧に…曲順、あやしいです。

  1. 沖縄に降る雪
  2. 島唄
  3. モータープール
  4. 釣りに行こう
  5. still blue
  6. 子供らに花束を
  7. 百恋歌
  8. 友達の詩

EN

  1. 八月
  2. そばにいたい

しかも1曲、どうしても思い出せない…な、なんだっただろう。
とにかく、ですね。私にとっては「モータープール」につきます。これを生で聴ける日がくるとは。もうこれだけで十分だと思いました。またこれが弾き語りでもいけるんだわー。やー。まいった本当に。
あとは「百恋歌」は高杉さと美さんへの提供曲。そして「友達の詩」は中村中さんの曲。「寄り道」では人の曲を歌う、ということをしている…ということで、ずっと春〜夏は「すばらしい日々」を演っていたと聞いていたので今日も聴けるかな〜と思っていたのですが…でも、「友達の詩」えらい切ない歌でした。女性目線の歌を歌うと、切なさ倍増…と個人的には思います。
MCはまず軽井沢大混雑の話。前日佐久まで来て泊まっていたのでよかったけど、それでも佐久から約20km、2時間半かかったそうで…。確かにひどい渋滞でした。ハイ。恐るべし軽井沢。あとV6のライブを見に行ったという話も。今日はネタとして「別に」をふんだんに取り入れてのMCでした。
あと、「特ダネ!」の話。取材に行った新潟へ、春・夏に続けて先日も収穫に行ったという宮沢さん。天候が悪く収穫はできず…飲み会になったそうですが…。そういう取り組んでいる環境に対しての思いを語ってくれました。宇宙飛行士の野口さんと対談もしたそうで、そのときの話の後に「still blue」を。
「国籍を超えて歌うという夢がかなった」というGANGA ZUMBAの活動と、「本当の自分、素の自分」というソロ活動であるという「寄り道」。冬はしばらく充電期間で、またでも曲を届けたいという宮沢さんは、きっと自分がやりたいこと、やるべきことをわかっていて、それにうまく配分しながら進んでいくのかなあ、という感じがしました。BOOMは?という気持ちもないわけじゃないんだけど…今回もまったくと言っていいほど触れなかったけど…それは今は、時期じゃないのかなあ、と私は思いました。また再来年は20周年だし、そのとき、かなあ、なんて。
秋。終演後、外に出ると軽井沢は寒いくらいだったけど、こうして宮沢さんの思いを話してくれる時間っていうのは、こんな時期にふさわしいというか。じっくり聞けてよかったです。次、また春なのかな。のんびり待ちますよ。

*1:宮沢さんも「いいステージですねぇ…どこでも言ってると思ってるでしょ?」なんて言ってました。「一晩中ずっと歌っていたい…(ここで会場から拍手)いえ、みなさんが帰ってから、1人で」