ボロキャス(2006/10/21 24:30-25:30 テレ朝)

記者たちが与えられたテーマを1週間自分で猛勉強して、がんばって解説。それを聞いたまったくニュースに興味がない100人の大人がわかったかどうかで採点するという「バカでもわかるニュース番組」。ボロボロキャスターってことでボロキャス。よゐこMEGUMIがキャスターで、4人の記者(矢作記者、竹山記者、華丸記者、河本記者)、補足訂正のために宮川さんがついてます。
「来ると思ってました」と政治部矢作兼記者の担当は「安倍内閣」。テーマを聞いた矢作記者「安倍内閣に関しては…正直、一番好きなんですよ」は?「俺、好きなものはみんなに薦めたいタイプなんで。これにかけたいと思います」と気合十分。そして「KKですね」と。KK??「完璧解説」カンペキカイセツ。KKを目指す矢作記者、いつも前回はぐだぐだで100点満点中30点という大失態だったそうで。
さて、じゃあKK目指して張り切って…「あ、どうも、矢作…記者ですぅ…今日はぃひょろしぃく…」と冒頭からギリギリです。だ、だいじょうぶか…??以下、矢作記者の解説を。

まあ、安倍内閣なんていうと難しいですけど、わかりやすく言いますと、今流行りの言葉で言いますと、『安倍JAPAN』ですね。サッカーでいうところの『オシムJAPAN』。好きな人だったり、安倍さんのやりたいことに合ってる人を、自分の権限で呼んじゃっていいんです

と、ここで「おぉい!」と袖に向かってボードを持ってくるように言う矢作記者。「はぁい!」とボードを運んできたのは…小木だ!!「来た!」と濱口、MEGUMIは「…いいよぉ」と言い、有野は「…矢作JAPAN?」と。なぜかはにかんだような笑顔で「いやあ」と小木。「矢作JAPAN、1枠いますから」と矢作。「KKアシスタントの小木です」…小木さんはアシスタント多いなあ。そして、矢作記者の解説は続きます。ホワイトボードには、安倍さんの写真が。

はい、じゃあわかりやすくいきましょうか。(安倍さんの写真を指して)安倍JAPANの監督ですね。オシムな人ですね。

オシムな人??

で、この人がどんどん選んでいいんですが、まずは内閣官房長官外務大臣財務大臣。この3つがとても重要なポストなんです。ということでまず、内閣官房長官。これはね、要は広報なんです。この人が何かしようってしたときに、この人が出て、発表するわけです。だからやっぱ、顔もよくなければいけません。

と、小木が持ってきていた、大臣の顔写真が貼ってあるボードから、塩崎さんの写真を。「あー、確かにいい顔ですね、これは」とアシスタント。官房長官、と書いてある上にその写真を貼った矢作、「この人、写真より全然いい男です。写真だと…20%くらい落ちてるかな」と。
ここで、有野が小木の運んできたボードをよくよく見て、「そこの右上に…山本一太さんが入ってるんですけど…」と。あれ?大臣じゃ…ないよね??すると小木「はい。僕…この、山本一太さんの大ファンなんですけども」「大ファンなんですか?それ推しにアシスタントとしてやってきたんですか?」「やってきました!!」ええー??小木曰く、「安倍総理にやっぱ貢献したのが、一番の人はこの人なんですよ」とのこと。でも「小木がまさか山本一太さんを推しにきたとは思ってなかったな…」と矢作。さらに「とりあえず今…いろいろ発表していくから、ちょっと…黙っててくれないかな」と。
矢作記者の解説、続いては外務大臣。「これも大事なポストなんですよね。…外務大臣は、外国係ですよ、小学生で言ったら」とわかるようなわからないような解説。そして安倍内閣を「論功行賞内閣」と。えーっと、つまりは頑張った人には賞をあげますよ、総裁選のときに応援してくれた人に、お返しとしてポストをあげますよ、ということです。「それで選んだのが、この人たち、頑張ってくれたんですけど」と伊吹派の人たちにポストを…と解説をしていると「あの、ちょっと待ってください。山本一太さんは、論功行賞に欠かせない人物ですよね?」と口を挟むKKアシスタント。「この人はね、安倍さんを応援する、応援歌まで作ってるんですよ。自分で歌ってるんです。そのVを用意しましたんで」とここで歌うVが。「どうですか!あの人の歌を聞いて、みんなが感動しまして、それで安倍内閣ができたわけです。この人がいないと論功行賞ってありえないです。この人じゃないとダメなんです」ものすごい推しぶりです。しかし「まだまだいろんなポストがありますから」と矢作、「ちょっとまだわかんないからさ」と小木に言うと「あ、あんのね。他にも」と小木。「出てくんのが早いんだよぉ」と矢作。…解説を続けます。「そして、イノベーション、沖縄及び北方対策、科学技術政策、少子化男女共同参画、食品安全」と5つのポストを上げ「例えば、コレに誰々、コレに誰々…あ〜、もう、面倒くさいと。ちょっと面倒くさくなっちゃったの。で、これ全部やって、と」と高市さんの写真をぽーんと。えー。「…女の人っていうのは、それこそ雑誌読みながらテレビ見れるでしょ。ながらでいろいろできるから」と解説が。そして「今回、新しく、再チャレンジ」とニートやリストラされた人を支援する、そういうポストが作られたと説明。あ、写真が貼ってあったボード、写真は残り1枚になってます…KKアシスタント、ここでしょ、ここ、とばかりに山本さんの写真を指差してニヤニヤ。「そこで選ばれたのが、山本さん」と矢作。写真を…と、あれ?山本有二さんの写真が、ボードの後ろから!!「どっから出したんだ、それ!ここにしかないでしょ、1枚しか!!」と小木。さらに5つ兼任している高市さんに対して「高市さん、こんなにもらってるわけじゃないですか。だったらこう…イノベーションくらい、もらったっていいでしょ!」そういう問題じゃありません。矢作曰く「今回、この人にも取材行ったんですよ。こうやって、安倍さん安部さん言ってるから、安部さんがこうやって、内閣決めていくときに、(入閣も)あるんじゃないですかって…そうしたら『500%ない!』って言っちゃったのこの人。自分で500%ないって言っちゃったから、安部さんも入れるわけにはいかないでしょ」と。それを受けて小木、「それは謙遜ですって。やっぱ心の底では、やっぱすごいヤラしい気持ちあったと思うんですよ」こらー!!「この人は、次回、再々チャレンジくらいで」と矢作、なんとなくしめて解説終了。
「どうでしたか、説明してみて。KKでしたか?」と聞かれた矢作、「そうですね…ちょっと、小木が入ってきておかしくなりましたけども…」と。まあ小木あってのですからね、ええ。この後ちゃんと宮川さんから「山本一太さんについてはねえ」とお詫びと訂正が。「山本さんはすごいいい人でしょ。ほんと、外交とか安全保障の専門家でね。素晴らしいんですよ。素晴らしい実績を積んでらっしゃる方なので、そのうち、こちらに入ってこられると思います。」な、なるほど、そんなオチに使うような人じゃないわけですね。「…山本さん、これで許してもらえるかしら」と宮川さん。許してくれますように。
結果は67点。「これは、今までで一番いいんじゃないですか?」とちょっと嬉しそうな矢作。「だいたい、これくらいわかってくれればいいんですよね」という矢作に「小木くんがなかったらもっとあがったかもね」と有野。「あれなかったら70いってましたね」…3人だけ???
矢作の67点っていうのは前回の30点に比べるとエライいいように思えますが、これ、他の記者はもっと高得点を出していて、竹山記者は91点、河本記者も88点。この2人は前回も9割近くに理解されているってのもありますがね…こう考えると基本的に矢作はぐだぐだなんだってことだな。まあ今回はこの後にやった華丸記者が30点というダメさを見せてくれてましたが。アタックチャーンス。