第1回有志会の集い(2008/02/10 18:00- 東京二子玉川アレーナホール)

いったいどんなイベントになるのか…と期待も不安も抱きつつ、ほぼ定刻の開演。まずは「有志会の集い、開会宣言」とアナウンスが流れ、グレーのスウェットにデニム姿のスネオヘアー登場。宣言したスネオが退場後、貴重な音源が2曲*1流れる。
その後、オクイシュージMCのもと、トークがスタート。「何の打ち合わせもしてない」というオクイさんの言うとおり、ぐだぐだとトーク1時間。先週一足先に行われた大阪での集いのことやら、2008年の抱負やら。以前、ラジオにゲストで出たときに、スネオ曰く「2007年はパワーダウンの年だった」とのことで。スネオ自身は「そんなこと言いました?」なんて言ってましたが…。今年はまあ、溜めて、溜めて、どーんという感じで。
ファンからの質問、ということで事前にアンケート用紙に記入したものをオクイさんが読むのですが…まず最初が「正直、こういうイベントはスネオさんはどうですか?」だもん…。スネオ、苦笑いでしたが「まあ、ありがたいですよねぇ」と。まあ…やだ、とか言えませんよねぇ。あと、多かった質問が「健康ですかー?」というものだったそうで。「なんか…ねえ、パンプアップしてるよねぇ」とオクイさん。健康は、健康だそうです。そして「今、はまっているものは?」という質問に「デアゴスティーニ」の「週刊フェラーリ ラジコンカー」*2ああ〜デアゴスティーニ♪毎回、パーツが送られてくるそうで、なんと2年前から始めたフェラーリはもう完成間近。「初回は安いんですけどね…でも考えてみたら、こう、無理矢理最初から70回分割で払ってるみたいなね」とスネオ。トータルすると結構な金額ですからね…さすがデアゴスティーニ♪そしてオクイさんから「あれもね…なんかちょっと遅れてはまってるって言ってたよね…冬…ソナ?」一気に見たそうです。そうですか…。その他、「イライラしたときの対処法を教えてください」という質問には「壁とかね、なぐったりね」と答え、「アーティストじゃなかったら何をしていたと思いますか」という質問には特に関係なく空港の仕事について語りだしたりと、相変わらずつかみどころのないぐだぐだトークを展開。
このままずっとトーク…か?と思い始めたあたりで、ライブへ。転換時、現在レコーディング中という新曲がダイジェストで7曲かかる。全体的にポップな、どちらかというと「カナシミ」「スカート」路線…って感じでした。「ワルツ」とか「スプリット」みたいなハチクロに合うような感じの曲もあったし。そして、ギターを持って再びスネオ登場。ここから弾き語りライブへ。

  1. 新曲(いいたいことはすべて)
  2. 新曲(バースデイ)
  3. 夢の続きのようなもの
  4. まわる世界
  5. 真夜中のシャッフル
  6. 会話
  7. 一緒だよ
  8. くだらない言葉 はしゃぎすぎた場所
  9. 自問自答
  10. 太陽

なんとマニアックな10曲!!事前に有志会で演って欲しい曲をアンケートとってましたが…これが反映されているとしたらスネオファンってのはかなりマニアというか、濃いというか、なんというか…でもまあ実際には最後の2曲くらいなんじゃなかろうかと思ったりもするのですが。新曲は転換時のときにも流れていた曲で、結構ポップでキラキラした感じ。それに対して「まわる世界」なんてのはかなりガツリと私には響きました。久しぶりに聞くスネオの声は、なんだかキレイになったというか、一回り広くなったというか、何かとても澄んだ感じがしました。
最後、ファンに向けて「スネオヘアーをあきらめるな、というか…まあ、あきらめないでください」なんて言ってましたが、うん、スネオだなあって思いました。スネオは相変わらずで、やっぱりスネオなんだなーって。だからまだまだ私はスネオを見続けていきたいなって思います。うん。アルバム楽しみにしてます。もちろん、ライブもね。予定時間を大幅に過ぎたたっぷり3時間のイベント、楽しかったです!
そして、帰り道に思ったこと。
最近、スネオのライブにいくと、演奏した曲の中で昔の曲ほど強く、深く、印象に残るなあ…と思っていて。スネオは結構アルバムごとに曲の雰囲気が違うのでそれは昔からのファンだから、自分が好きになった頃の曲がいいだけなんじゃないかっていう見方もできるんだけど…なんていうかでもその印象の残り方があまりに強烈で、他の曲(メインであろうアルバムの曲)よりも心に響くってことが多くて。
でも今日、スネオが「自問自答」と「太陽」を「アンサーソング」と言ったのを聞いて、ストンと気持ちが落ち着いた。例えば今日聞いた「まわる世界」なんてもうすっごいよかったんだけど、でもこの曲は「今のスネオ」の「アンサーソング」ではないということ。「今のスネオ」は例えば「太陽」がアンサーなのであって。そのとき、そのときのアルバムを代表するような曲がきっとスネオにとっての「アンサーソング」なんだろうけどそれは当然変化をしていくわけで、例えば今のスネオに「『まわる世界』みたいな曲を!」といってもそれは「アンサー」とは違うんだろうなあと思う。
何が言いたいのかというと、「昔みたいな曲を聴きたいけどもう作らないのかな」って思うのはきっとちょっと違うんだなって。今のスネオが作り出すものをわたしは楽しみだなと思っている、それでいいんだって。そして昔の曲をときどき演って「うわ、いいわ」って思えればそれでいいんだなって。
そんなことを、思いました。これからも、スネオヘアーとともに。

*1:COLLECTORSの曲と、「ターミナル」のデモ版「ガス橋」。COLLECTORSの曲がめちゃくちゃよかったんですが…タイトル失念。無念。

*2:http://www.de-club.net/frc/ちょうど70号が発売中。78号で完成予定らしい。